- 「WiFiレンタル短期（1日・1週間）はできる？」
- 「WiFiレンタルを無制限で使いたい！」
- 「WiFiのレンタルって何がいいの？」
など、WiFiレンタルについて様々な疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
WiFiレンタルをするためには、「レンタル期間・データ通信容量」を事前に決めておき、「どのキャリア回線・どの機種」にするかも選ばなくてはなりません。料金が安いとレンタルしたWiFiが「繋がらない・遅い」というトラブルを避けるためにも事前に予備知識を身につけておきましょう！
そこで、WiFiレンタルについてわかりやすく解説記事にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
WiFiレンタルとは？
WiFiレンタルとは、手持ちのスマホやPCをインターネットに接続するための機器を一時的に借りることができるサービスの総称です。1日当たりの料金設定があり、使用した日数分だけ料金を支払う形式になります。
レンタルの手続きはオンラインショップからの申し込みが基本で、自宅への宅配や店舗・コンビニ受け取り、空港のカウンター受け取りなど、様々な受け取り方法が選択可能です。
面倒な開通工事を必要とせず、機器の到着後は簡単な設定をするだけでインターネットが利用可能になります。なお、レンタル終了後は機器の返却（郵送可能）が必要です。主に旅行や出張、入院などで一時的にインターネット環境が必要になった際に利用されます。
WiFiレンタルは即日受け取り可能？
WiFiレンタルは、利用するサービスによっては即日受け取り・即日利用が可能です。即日受け取りに対応しているサービスは東京都内に多い傾向にありますが、地方向けに展開されたサービスも存在します。
多くのサービスではWebサイトからのオンライン申し込みが基本となりますが、店舗型のサービスの場合、店舗受け取りによる即日受け取りが可能になります。これらのサービスは、宅配だと受け取れない方や今すぐインターネット環境が必要な方などにおすすめです。
機器の受け取り時間はお店の終了前に閉まるケースが多いので、当日利用したい場合には店舗の場所や営業時間をあらかじめ確認しておく必要があります。また、契約したいWiFi機器が在庫切れの場合もあるので、目当ての機器がある方は事前に電話などで在庫確認するようにしましょう。
WiFiレンタルは無制限で使用できる？
WiFiレンタルサービスの中には、データ通信量を無制限にすることができる契約プランも存在します。なお、無制限プランの多くは3日で10GBなど、あらかじめ設定されたデータ通信量を超過した場合に速度制限がかかる仕様となっているので注意が必要です。
低速化された状態では通信速度が最大128kbps程度にまで低下します。（128kbpsはLINEなどのメッセージアプリでの短文の送信や静的サイトの閲覧が可能な程度）
WiFiレンタルの無制限プランを利用する主なメリットとしては、以下が挙げられます。
- データ通信料を気にすることなく使用できる
- 短期間の固定ルーターの代わりに利用できる
- ゲームや動画コンテンツなどを高速通信で楽しめる
WiFiレンタルは国内旅行で使える？
WiFiレンタルは国内旅行でのシチュエーションにおすすめです。どなたか1人が1台１契約をおこなえば、複数人でインターネットを共有して使うことができます。なので、複数人での旅行や旅先で複数デバイスを接続する予定がある場合には、国内のWiFiレンタルサービスがおすすめです。
国内のWiFiレンタルサービスを利用する際には、事前に以下のことを確認するようにしましょう。
- 旅行先に回線が届いているかどうか
- 機器の受け取り・返却がしやすいかどうか
- サポートや補償オプションが充実しているかどうか
また、国内旅行の間のみならず帰宅後も継続的にWiFiを利用したいという方は、旅行先と自宅のエリアに対応しているキャリア回線のWiFiレンタルを選択するようにしましょう。
WiFiレンタルは短期からでもOK？
WiFiレンタルは短期（1日～2週間）からでも利用可能です。多くのレンタルサービスは、主に短期での利用を想定してサービスを提供しています。そのため、短期間でのレンタルがコストパフォーマンス的にも最も優れていると言えるでしょう。
短期でのWiFiレンタルを検討している方は、以下の点を意識して契約サービスを探してみることをおすすめします。
- レンタル期間中のインターネットの使用目的
- 最低限必要な通信量・通信速度
- レンタルの貸出日数
1日だけのWiFiレンタル
WiFiレンタルサービスの中には、1日から利用できるものがあります。1日単位でのレンタルは無駄な費用が発生しにくく、自分の都合に合わせて柔軟に活用できるというメリットがあります。1日のみのレンタル料金は数百円程度なので、必要な際に気軽に利用できる点もおすすめです。
1日だけのWiFiレンタルを利用するシチュエーションとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 日帰り旅行
- 日帰り出張
- 日帰り入院
1週間程度のWiFiレンタル
1週間程度のWiFiレンタルは、ほぼすべてのWiFiレンタルサービスで契約可能です。1週間程度の長さは、利用者のレンタル期間としても最も多い期間となります。必要であれば期間の延長も可能なので、WiFiレンタルを初めて利用するという方はとりあえず1週間を目安に契約されてみることをおすすめします。
1週間程度のWiFiレンタルを利用するシチュエーションとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 短期間の旅行や出張
- 国内旅行や一時帰国
- 短期入院・検査入院
1ヶ月以上のWiFiレンタル
WiFiレンタルサービスの中には、1ヶ月以上の長期レンタルが可能なものもあります。長期間のWiFiレンタルのメリットとしては、以下が挙げられます。
- データ容量無制限のプランがある
- 選択できる機器の種類が豊富
- レンタル期間を1日単位で調整できる
基本的にWiFiレンタルでは1日～1ヶ月程の利用を想定した料金設定がなされており、レンタル期間が長期化すればするほど通常のWiFi契約よりも料金が割高になってしまいます。そのため、長期間のWiFiレンタルを行う場合にはなるべく安価な機器（型落ちモデルの端末など）で、安価な契約プランを選択する必要があります。
1ヶ月以上のWiFiレンタルが利用されるシチュエーションとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 固定回線までのつなぎ
- 短期～長期休暇の国内旅行
- 長期入院
WiFiをレンタルするには？
WiFiをレンタルするには、キャリアや格安SIM会社（MVNO）などのWiFiレンタルサービスを提供している業者と契約する必要があります。
契約はオンラインでの手続きが基本となりますが、店舗型の業者の場合は対面での申込手続きも可能です。
キャリアでWiFiをレンタルする場合
キャリア回線（ドコモ、au、ソフトバンク、楽天）のWiFiをレンタルする方法は、以下の3つです。
- キャリアが提供するレンタルサービスを利用する
- キャリアの提携先の会社が提供するレンタルサービスを利用する
- キャリアの回線が利用できる業者のWiFiレンタルを利用する
ドコモのWiFiレンタル
ドコモ回線のWiFiルーター（国内向け）レンタルサービスは、ドコモの子会社である株式会社ドコモCSが提供しています。
契約プランは以下の２つです。
- Wi-FiルーターEクラス（SH-52A（５G）・SH-52B（５G））
- Wi-FiルーターDクラス（SH-05L）
Wi-FiルーターEクラス（SH-52A（５G）・SH-52B（５G））のレンタル料金例
- 1日目…6,600円
- 2日目以降…550円/日
Wi-FiルーターDクラス（SH-05L）のレンタル料金例
- 1日目…5,500円
- 2日目以降…550円/日
※2023年12月時点
これらのWiFi機種は通信速度が遅いこともありますが、ドコモ回線ならではの通信エリアの広さと安定性が特徴です。
午前中までに申し込みで翌日に受け取れ（土・日・祝祭日・年末年始除く）、返却はレンタル機送付時に同梱している返送用伝票を利用して行います。
auのWiFiレンタル
auではWiFiレンタルを行っていません。しかし、au回線が利用できるWiFiレンタル業者であれば同様のサービスを受けることができます。
NETAGE：5GX01のレンタル料金例
- 31日間…11,000円（定額プランのため固定料金）
- 32日以降…1日354円
※2023年12月時点
上記に加え、往復の送料が全国一律1,100円かかります。通信速度（MAX）：下り4.1Gbps・上り481Mbpsとなり、こちらのWiFi機種はレンタル料金は高めですが5G対応の高速通信が可能です。
平日17時(土曜12時)まで(祝日除く)の申し込みで最短翌日に受け取れます。返却は返却用封筒(ゆうパケット)に機器を入れてポストに投函するだけでOKです。
ソフトバンクのWiFiレンタル
ソフトバンク回線のポケット型WiFiをレンタルすることができるGlobal Mobileはソフトバンクと提携がされています。
501HWのレンタル料金例
- 1泊2日…960円
- 7泊8日…3,840円
- 30泊31日…6,000円
※2023年12月時点
上記に加え、往復の送料が約1,000円かかり、短期から長期まで相場並みの料金で利用できます。通信速度（MAX）：下り29.0Mbps・上り14.0Mbpsとなり、こちらのWiFi機種は通信速度が速めであり、料金と速度のバランスがとれています。
16時までに申し込みで翌日に受け取れ、返却はレンタル終了日に届くよう同封されたレターパックに入れてポストへ投函するだけです。
楽天モバイルのWiFiレンタル
楽天モバイルではWiFiレンタルを行っていません。しかし、楽天回線が利用できるWiFiレンタル業者であれば同様のサービスを受けることができます。
WiFiGO（Aterm MR05LN）のレンタル料金例
- 1～30日まで…1日/400円
- 30日間…6,000円
- 32日以降…1日/200円
※2023年12月時点
通信速度（MAX）：下り867Mbps・上り300Mbpsとなり、楽天モバイルのサービスエリアではデータ容量を気にせずご利用頂けます。（目安として1日10GB程度）※配送料は配送する都道府県毎に異なりますので、配送先の入力後にご確認ください。
「平日16時」までに注文確定することで、即日発送に対応しています。返却は返却用レターパックに機器を入れてポストに投函するだけです。
格安SIM会社（MVNO）でWiFiをレンタルする
キャリア回線以外の回線を利用するWiFiレンタルサービスとしてはWiMAXの通信回線が有名です。
WiFiGO（Speed Wi-Fi 5GX11）のレンタル料金例
- 1～30日まで…1日/490円
- 30日間…7,350円
- 32日以降…1日/245円
※2023年12月時点
通信速度（MAX）：下り2.7Gbps・上り183Mbpsとなり、こちらのWiFi機種は最新の5G対応高速通信が通信容量無制限で使用可能です。※WiMAXエリアでの使用であればデータ無制限です。※配送料は配送する都道府県毎に異なりますので、配送先の入力後にご確認ください。
「平日16時」までに注文確定することで、即日発送に対応しています。返却は返却用レターパックに機器を入れてポストに投函するだけです。
WiFiレンタルはどんな人におすすめ？
WiFiレンタルは、以下のような人におすすめです。
- 短期間だけWiFiを利用したい人
- 契約後すぐにWiFiを利用したい人
- インターネットを安全に利用したい人
- デバイスに合わせてWiFi機器を選びたい人
- 複数のデバイスを同時に利用したい人
短期間だけWiFiを利用したい人
1つ目は、短期間だけWiFiを利用したい人です。WiFiレンタルは、入院や旅行・出張などで一時的にインターネット環境が必要な際に安価で利用可能なサービスになります。
定額料金で利用日数を決めて契約するため、後から費用が高くなる心配がなく安心して利用可能です。レンタル期間は追加料金を支払うことで延長することもできます。
契約後すぐにWiFiを利用したい人
2つ目は、契約後すぐにWiFiを利用したい人です。WiFiレンタルは面倒な工事が必要なく、最短即日からインターネットが利用可能になります。
固定回線などは初回利用の際に回線開通工事が必要で、繁忙期であれば開通までに1ヶ月以上かかる場合もあります。多額の工事費用も発生する上に、場所によっては工事自体が不可能です。
対してWiFiレンタルの場合、機器が届いてからパスワードを入力するだけで利用可能で、費用もレンタル日数料金のみ（別途郵送料金がかかる場合あり）なので大変お得です。
インターネットを安全に利用したい人
3つ目は、インターネットを安全に利用したい人です。個別にレンタルしたWiFi機器はセキュリティーがしっかりしており、安全にインターネットを利用することが可能になります。
都市部や駅、店舗などによっては無料で利用できる「フリーWiFi」が整備されている場所もありますが、不特定多数の人が利用するため通信内容の傍受や個人情報の漏洩等のリスクがあります。
一方、WiFiレンタルではそれぞれの機器に設定された専用のパスワードを使用するため、知らない第三者に利用されることなく安心して通信することが可能です。
使用用途に合わせてWiFi機器を選びたい人
4つ目は、デバイスに合わせてWiFi機器を選びたい人です。WiFiレンタルのサービスは様々な企業によって広く展開されているため、自身の利用するデバイスに合わせて機器の種類を自由に選択することができます。
ゲームや動画視聴などを目的とする場合は高速通信が可能な最新の機器を選択しましょう。また、最低限のインターネット環境を構築したいだけの場合は、安価な型落ちモデルを選択するなどの使い分けが可能です。
ドコモ・au・ソフトバンクといったキャリア製品以外にもWiMAXなどの回線・WiFi端末もあるので、自身の目的に合った端末の取り扱いがある契約先を選びましょう。
複数のデバイスを同時に利用したい人
5つ目は、複数のデバイスを同時に利用したい人です。WiFiレンタルの場合、複数デバイスの同時接続や複数人での利用が可能です。
「スマホやPC・タブレット・ゲーム機など、様々なデバイスを同時に接続したい」「パスワードを共有して、家族や友人と利用したい」という人にはおすすめの選択肢となります。
