- 「ドコモWiFiはなにがあるの？」
- 「ドコモWiFiのおすすめはどれ？」
- 「ドコモポケット型WiFi、ホームルーターの違いは？」
など、ドコモWiFiについて様々な疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
NTTドコモが提供するWiFiサービスには、「ポケット型モバイルWiFi」「WiFiホームルーター」「d Wi-Fi」「ドコモWiFi光」があります。ドコモでWiFiを使うならどれを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。また、使用用途に応じたドコモのWiFi機種の違いもあります。
そこで、ドコモWiFiの違いについてわかりやすく解説記事にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ドコモWiFi（docomoワイファイ）とは？
ドコモWiFiとは、株式会社NTTドコモが提供するWiFiサービスの総称です。ドコモのキャリア回線を使用しているため、「通信エリアが広い」「通信環境が安定している」「高速インターネット通信が可能」などのメリットがあります。
ドコモが提供するWiFiは以下の通りです。
- ポケット型WiFi（モバイルルーター）
- ホームルーター（置き型wi-fiルーター）
- d Wi-Fi
- ドコモ光（ホームワイファイ）
また、国内企業ならではの手厚いカスタマーサポートも人気の理由です。WiFi機器は携帯型のポケット型WiFiや据え置き型のホームルーターなど、ユーザーのニーズに合わせた様々な形態で提供されています。
ドコモ ポケット型WiFi（モバイルルーター）とは？
ドコモポケット型WiFiとは、ドコモが提供する携帯型のモバイルルーターです。持ち運びやすいコンパクトなボディと大容量のバッテリーを搭載しているため、旅行やアウトドアなど屋外での使用に向いています。ドコモ回線を利用しており、基本的に国内のどこでも使える上、インターネットに繋がりやすく通信速度が速いことが特徴です。
ドコモが提供するポケット型は、「Wi-Fi STATIONポケット型WiFiシリーズ」や「Atermポケット型WiFiシリーズ」があり、料金プランには「eximo」「ahamo大盛り」「irumo」の3種類が代表的なものになります。
【ドコモのおすすめポケット型WiFi機種】
- Wi-Fi STATION SH-54C
- Wi-Fi STATION SH-52B
- Aterm MR10LN SW
docomo Wi-Fi STATION SH-54C
ポケット型WiFi docomo Wi-Fi STATION SH-54Cは、2023年1月16日にシャープ株式会社より発売された5G（5G SA）・Wi-Fi 6 対応のモバイルルーターです。現行ドコモの提供する5G対応機種の中では最新モデルで、通信環境の安定性の高さと5G SAの高速通信が大きな強みとなっています。
docomo Wi-Fi STATION SH-54Cポケット型WiFiの仕様 は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体サイズ | 約84（H）×約157（W）×約16.0（D）mm |
| 重量 | 約282g |
| 本体カラー | ブラック |
| 本体価格 | 96,800円～(2024年) |
| 通信速度 | 5G下り最大4.9Gbps/上り時最大1.1Gbps 4G下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps |
| 同時接続台数 | 最大17台（Wi-Fi16台/有線LAN1台・USB1台） |
| バッテリー | 4000mAh |
| 連続通信時間（5G/LTE） | 最大約540分/約600分 |
docomo Wi-Fi STATION SH-52B
ポケット型WiFi docomo Wi-Fi STATION SH-52Bは、2021年9月10日にシャープ株式会社より発売された5G・Wi-Fi 6 対応のモバイルWiFiルーターです。Wi-Fi STATION SH-54Cの一つ前のモデルで、最新モデルよりも価格が安い点が優れています。
docomo Wi-Fi STATION SH-52B ポケット型WiFiの仕様 は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体サイズ | 約74（H）×約108（W）×約15.7（D）mm |
| 重量 | 約166g |
| 本体カラー | ブラック |
| 本体価格 | 35,640円～(2024年) |
| 通信速度 | 5G下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps 4Gで下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps |
| 同時接続台数 | 最大16台（Wi-Fi16台/有線LAN1台・USB1台） |
| バッテリー容量 | 4000mAh |
| 連続通信時間（5G/PREMIUM 4G/LTE） | 約440分/約430分/約630分 |
docomo Aterm MR10LN SW
ポケット型WiFi docomo Aterm MR10LN SWは、2024年1月12日NECプラットフォームズより発売された4G/LTE・Wi-Fi 5 対応のモバイルルーターです。新機能が無い代わりに低価格で提供されている、コストパフォーマンスの高さが強みの新商品となります。なお、表記の類似しているMR10LNは完全に別商品であり、価格やバッテリー・周波数帯の量などが違うためお間違いのないようにご注意ください。
docomo Aterm MR10LN SWポケット型WiFiの仕様 は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 約62（H）×約126（W）×約14.2mm（D） |
| 重量 | 約145g |
| 本体カラー | ホワイト |
| 本体価格 | 17,050円～(2024年) |
| 通信速度 | LTE回線時下り最大150Mbps・上り最大50Mpbs |
| 同時接続台数 | 最大17台（Wi-Fi：16台/USB：1台） |
| バッテリー容量 | 約4000mAh |
| 連続通信時間（LTE） | 最大約21時間 |
ドコモ ポケット型WiFiの利用料金プラン
ドコモ ポケット型WiFiの料金プラン「5Gデータプラス1,100円（税込）」は、「eximo」「ahamo」という2種類のスマホ料金プランをセットで契約する必要があります。そして、ポケット型WiFiの利用可能データ量の上限は30GBを設けています。（※2024年9月時点）
ドコモポケット型WiFiの料金プランは、以下の3通りになります。
- eximo：「3GB～無制限 7,315円」＋「5Gデータプラス 1,100円」＝8,415円
（ポケットWiFiに振り分ける通信上限30GBとなります。） - ahamo：「110GB 4,950円」＋「5Gデータプラス 1,100円」＝6,050円
（ポケットWiFiに振り分ける通信上限30GBとなります。） - ahamo：「30GB未満 2,970円」＋「5Gデータプラス 1,100円」＝4,070円
（ポケットWiFiとスマホの通信を30GBまでに抑えた場合）
ポケット型WiFiへ振り分けるデータ量が少ない「スマホ料金3GB以下のプラン」は、コストが増えるため、あまりおすすめはできません。
ドコモポケット型WiFiの料金プラン詳細は以下の通りです。
| 料金詳細（税込） | eximo | ahamo |
|---|---|---|
| スマホ月額 基本料金 |
1GB未満：4,565円 3GB未満：5,665円 無制限：7,315円 |
30GB未満：2,970円 110GB：4,950円 |
| WiFiプラン 5Gデータプラス |
1,100円 | 1,100円 |
| スマホ＋WiFi 料金合計 |
無制限：8,415円 | 30GB未満：4,070円 110GB：6,050円 |
ドコモ ホームルーター（ホームwi-fiルーター）とは？
ドコモ ホームルーターとは、ドコモが提供する据え置き型のwi-fiルーターです。コンセントに挿していないと起動することができないため、家や病室、会議室など屋内での使用に向いています。
ドコモ回線ならではの繋がりやすさはもちろんのこと、ポケット型WiFiよりもスマートデバイスの最大同時接続台数が多いことや通信速度が速く安定していることが特徴です。提供機種は「home 5G HR02」「home 5G HR01」の2つで、料金プランは「home 5G プラン」1種類のみとなります。
docomo home 5G HR02
ホームルーター docomo home 5G HR02は、2023年3月7日にシャープ株式会社より発売された5G・Wi-Fi 6、Wi-Fi EasyMeshTM対応のホームwi-fiルーターです。本体に配置された4つのアンテナを都度選択することで、安定した高速通信を可能にしています。
home 5G HR02 ドコモ ホームルーターの仕様は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体サイズ | 約170（H）×約95（W）×約95（D）mm |
| 重量 | 約847g |
| 本体カラー | ダークグレー |
| 本体価格 | 71,280円～(2024年) |
| 通信速度 | 5G下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps 4G下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps |
| 同時接続台数 | 最大66台（Wi-Fi：64台/有線LAN：2台） |
docomo home 5G HR01
ホームルーター docomo home 5G HR01は、2021年8月27日シャープ株式会社より発売された5G・Wi-Fi 6対応のホームwi-fiルーターです。旧モデルということもあり、店舗によっては「在庫がなくなり次第販売終了」とのことです。
home 5G HR01 ドコモ ホームルーターの仕様は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体サイズ | 約170（H）×約95（W）×約95（D）mm |
| 重量 | 約720g |
| 本体カラー | ダークグレー |
| 本体価格 | 39,600円～(2024) |
| 通信速度 | 5G下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps 4G下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps |
| 同時接続台数 | 最大65台（Wi-Fi：64台/有線LAN：1台） |
ドコモ ホームルーターの利用料金プラン
ホームルーターのドコモ料金プランは、「home 5G プラン」（無制限でネット利用し放題）の1種類のみです。「home 5G」の利用には、このhome 5Gプランの契約と「HR01/HR02」の購入が必須となります。
契約事務手数料は3,850円、月額料金は4,950円（税込）です。（オンラインショップで本体を購入すると契約事務手数料3,850円（税込）が無料になります。）また、同一「ファミリー割引」グループ内で「home 5G」とスマホをセットで契約すると、各回線の月額料金から永年最大1,100円（税込）割引される「home 5G セット割」も存在します。
d Wi-Fiとは？
d Wi-Fiとは、dポイントクラブ会員限定で利用可能な「ドコモ回線の無料公衆WiFiサービス」です。日本全国のカフェやコンビニエンスストア、ファストフード店などでWiFiスポットを提供しており、スマホやパソコン、タブレットなどのWiFi対応機器で安定したインターネット通信を利用することができます。（ネットワーク名（SSID）「0001docomo」「0000docomo」がWiFiスポットになります。）
なお、dポイントクラブ会員への登録・d Wi-Fiの利用には「dアカウント発行」および「dポイントカード利用登録」が必要となります。
d Wi-Fiのサービス特徴
d Wi-Fiは無料の公衆WiFiサービスのため、動画などの大容量コンテンツをダウンロードしても通信料金は発生せず、月々のスマホデータ通信量を気にすることなく利用することができます。ドコモ回線の安定した通信によって、外出先でのインターネットアクセスもスムーズに行えます。（同時接続は最大5台までです。）
また、アクセスポイント機器との無線区間をWPA2方式で暗号化しているため、盗聴やのぞき見のリスクなく安全な通信が可能な点も大きな特徴です。※100％安全ではありませんが、比較的リスクが低いのが特徴です。
docomo Wi-Fiは終了しd Wi-Fiへ切り替え
旧docomo Wi-Fiは2022年2月8日をもってサービスの提供を終了し、新サービスのd Wi-Fiへと切り替えが行われました。d Wi-Fiを利用するためには、新規無料申し込みが必要となります。（SSIDは引き続き「0000docomo（0001docomo）」を利用することが可能です。）
旧docomo Wi-Fiとの違いは、ドコモ以外の通信会社のユーザーでも無料で利用することができる点や、アプリ認証の追加により1アカウントで同時接続できる台数が増えた点などが挙げられます。
d Wi-Fiの利用申し込みとパスワードの設定方法
d Wi-Fiの利用申し込み手順は以下の通りです。
【d Wi-Fiの利用申し込み手順】
- My docomoにログインする
- グローバルナビの「サービス・機能」から「d Wi-Fi」を選択します。
- 画面の案内に従って入力します。
パスワードの設定方法・手順は以下の通りです。（d Wi-Fi利用時のパスワードを、自身のdアカウントIDに設定することで手続きが完了します。）
【パスワードの設定方法・手順】
- My docomoにログインする
- グローバルナビの「設定」から「d Wi-Fi設定」を選択
- 表示された「d Wi-Fiパスワードを設定・変更する」をタップ
- 「ID/パスワード」のタブを選択
- dアカウントIDと新しいパスワードを入力
- 「パスワードを設定する」をタップ
ドコモWiFiをホームワイファイにする方法
ドコモWiFiのサービスには「ドコモポケット型WiFi」「ドコモWiFiホームルーター」「d Wi-Fi」の他に、「ドコモWiFi光」というものが存在します。それぞれ使い勝手が異なるので、自身の利用目的に合わせてサービスを選択するようにしましょう。
ホームワイファイのドコモ光とは？
「ドコモ光」とは、株式会社ドコモが提供する「フレッツ光回線」または「ケーブルテレビの設備」を使用したプロバイダ一体型の光インターネットサービスです。（プロバイダはドコモ光や、OCNインターネット又は24種類以上から選択することができます。）
料金プランは主に、以下の2通りのプランにわかれています。※契約期間と利用するデータ量によって料金プランが異なります 。
【ホームワイファイをドコモ光にする場合のプランは２つ】
| 項目 | 内容１ | 内容２ |
|---|---|---|
| 料金プラン名 | ドコモ光 1ギガ（2年定期契約） | ドコモ光 10ギガ（2年定期契約） |
| マンション | 4,400円（税込）/月 | 6,380円（税込）/月 |
| 戸建て | 5,720円（税込）/月 | 6,380円（税込）/月 |
ドコモ光サービスの特徴
ドコモ光は、ドコモ回線を利用した安定性の高い高速インターネット通信が特徴です。回線工事が必要な点や月額料金が高い点がネックになりますが、大容量のデータ通信や高速通信（最大通信速度1Gbps）を利用したい方にとってはおすすめの選択肢となります。
なお、ドコモのスマホとセットで契約する場合、対象料金プランの契約で月額料金から最大1,100円（税込）割引可能な「ドコモ光セット割」というものも存在します。（「ahamo」「ahamo光」はセット割対象外です。）
ドコモWiFiはどっちがいい？ホームルーター vs 光
ドコモWiFiにする場合に光とホームルーターでは、それぞれ優れている点が異なります。以下を参考に、自身の目的に沿った方を選択するようにしてください。
【ドコモWiFiのホームルーターがおすすめな人】
- すぐにインターネット通信環境を整えたい人
- 引っ越し当日にインターネットを使いたい人
- 光回線よりも安く契約したい人
- 月間データ通信量が少なく、光回線の料金が高額と感じている人
- 賃貸などの都合上、光回線の開通工事ができない人
- 一人暮らしや少人数世帯で光回線が必要ない人
- 近々、引越す可能性が高い人、1年以内に引越し予定の人
【ドコモWiFiの光がおすすめな人】
- 高速インターネット通信を利用したい人
- 動画視聴やオンラインゲームなどを快適に楽しみたい人
- 家族や友人など複数人での利用を想定している人
- 家族4人でオンラインゲームを同時にプレイしたい人
- 一人で複数デバイスの接続を考えている人
- スマートフォン、パソコン、タブレットなどを同時に接続したい人
ドコモ ホームルーターのメリット・デメリット
ドコモWiFiでホームルーターをつかうメリット・デメリットは以下の通りです。
【ドコモWiFi ホームルーターのメリット】
- コンセントに挿すだけですぐに使用可能
- 電源ケーブルを繋ぎ、SSIDとパスワードを入力するだけ
- 操作・設定が簡単で初心者でも安心して使える
- スマートフォンアプリで簡単に設定できる
- ホームルーターの中では通信速度が最速
- 最大3.15Gbpsの高速通信が可能で、他社ホームルーターより速い
- 面倒な契約上の縛りがない
【ドコモWiFi ホームルーターのデメリット】
- 光回線と比べると通信速度で劣る
- 光回線と比べて通信が安定しない
- ポケット型WiFiとは違い使用場所が限定される
ドコモ光のメリット・デメリット
ドコモWiFiで光をつかうメリット・デメリットは以下の通りです。
【ドコモWiFi 光のメリット】
- 高速インターネット通信が可能
- 最大1Gbpsの高速通信が可能
- 通信環境が安定している
- 光回線なので、安定した通信環境を提供
- スマホとのセット契約による割引サービスがある
【ドコモWiFi 光のデメリット】
- 回線工事が遅い、開通まで2週間程度かかる
- 他の光回線と比べて月額料金が1,000円ほど高い
- 2年契約の縛りがある
- 契約期間中に解約すると、9,900円の違約金が発生
- サポートへの電話が繋がらないことがある
