プラスト株式会社と共同で全国の20~59歳の男女400名を対象に「国内でのWiFi利用実態」に関するアンケート調査を実施しました。
自宅以外でのインターネット利用や、接続トラブルの経験、短期WiFiレンタルに対する認知・ニーズなどを調査した結果、多くの人が「通信の安定性」を重視していることが明らかになりました。
普段インターネットを使うのは「自宅」が9割以上
まずインターネットをどこで利用することが多いのかについて質問しました。

調査では、「普段インターネットをどこで利用することが多いか」という質問に対し、90.7%が「自宅」と回答しました。
一方で、外出先での利用は4.8%と留まりました。これは、外出先での利用が少ないというよりも、主にインターネットを利用する場所が自宅であることを示しており、依然として家庭内WiFi環境への依存度が高いことがうかがえます。
外出先でネット接続に困った経験「ある」が7割
外出先でインターネットに接続が出来ずに困った経験があるのかを質問しました。

「外出先でインターネットに接続できず困った経験がありますか?」という質問では、
「よくある(13.2%)」「ときどきある(25.5%)」「たまにある(30.8%)」を合わせると、約7割が困った経験ありと回答。
自由回答では、様々なコメントがありました。
- 「ネットの接続が悪く現金支払いしかできなかった」(東京都・20代女性)
- 「割引クーポンのアプリが開かずに時間がかかった」(静岡県・50代女性)
- 「人が多いイベントでスマホが繋がらない」(新潟県・20代女性)
- 「知らない土地で地図が開かなくなり焦った」(長野県・30代男性)
- 「デリバリー中に通信障害で配達を続行できなかった」(東京都・20代男性)
- 「大学の課題にネットで提出できなくなった」(岐阜県・20代男性)
- 「株式投資のデイトレード中に繋がらなくなり焦った」(佐賀県・40代男性)
- 「万博で全く繋がらなくてパビリオンの予約ができなかった」(大阪府・30代女性)
- 「オンラインの契約の最中に切れた。」(神奈川県・50代男性)
これらの声からは、通信トラブルが単なるストレスにとどまらず、決済・業務・学業など生活の重要な場面に直接影響を及ぼしていることがわかります。
特に近年は、キャッシュレス決済やオンライン手続きが当たり前になり、通信の安定性が「日常生活のインフラ」として不可欠な存在になっていることが浮き彫りになりました。
ユーザーは「どこでも・いつでも安定して繋がる環境」を当然のように期待しており、その裏返しとして“少しでも不安定だと大きな不満”につながる傾向があります。
「1日単位で借りられるWiFiサービス」認知はまだ低め
1日単位で安く借りられる短期WiFiレンタルサービスの認知度について質問しました。

「短期WiFiレンタルサービスの存在を知っているか」という質問では、「知っている」「なんとなく聞いたことがある」を合わせても約4割弱(41.8%)にとどまりました。
WiFiレンタルは“必要なときだけ使える”という柔軟さが魅力でありながら、まだ一般層には十分浸透していない状況がうかがえます。特に、固定回線やスマホのデータ通信で事足りている層にとって、「レンタルWiFiを一時的に使う」という選択肢自体がまだ身近ではないようです。
利用したいシーン1位は「旅行・帰省」
1日単位で借りられるWiFiをどんなシーンで使ってみたいか質問しました。
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「どんなシーンで使いたいか」という質問では、「旅行・帰省(38.8%)」が最多で、「キャンプ・イベント(14.5%)」「出張(10%)」が続きました。
一時的な通信環境を確保したいシーンでのニーズが高いことが分かりました。特にコロナ禍以降、リモートワークやワーケーションなど「一時的な滞在+業務利用」の需要が増加したことも背景にあると考えられます。
WiFi選びで最も重視されるのは「通信の安定性」と「料金」
WiFiレンタルを選ぶ時に最も重視したいポイントについて1つだけ回答してもらいました。

WiFiレンタルを選ぶ際に最も重視するポイントでは、1位「料金が安い(31%)」、2位「通信が安定している(25.8%)」が上位を占めました。
ユーザーは「コストパフォーマンス」と「安心して使える品質」の両立を強く求めていることがわかります。特にリモートワークや動画視聴など通信量の多い利用が増える中で、「安くても不安定では意味がない」という意識が広がっていると考えられます。
まとめ
今回の調査から、国内でも多くの人が「安定した通信環境」を求めていることが明らかになりました。
短期間だけ手軽に使えるWiFiレンタルサービスは、旅行・出張・イベントなどの一時利用ニーズに最適な選択肢として、今後さらに注目を集める可能性があります。
また、通信手段の多様化が進む中でも、「確実に繋がること」への安心感を重視する傾向が根強く、特にビジネスやリモートワークでの利用シーンでは、“不安定さによるストレスを避けたい”という心理が見受けられます。
